難易度2、緊張度2
知り合いの先生やスタッフを通して、グッペリの活動を申し込みましょう。家族が通っている、勤務先医院が保険医を務めているといったつながりがあるとスムーズです。実施日が決まったら、園の掲示板や保護者向けのお便りで告知します。
保健の授業や保護者会の時間をもらうのも手です。
子どもの年齢に合わせて内容を組みましょう。
歯の模型にフロスを通す
むし歯バイキンと歯ぐきバイキンがいる話(低学年向け)
キスによる感染の話、染め出し体験
親子間の菌感染
スポーツ飲料に含まれる糖の話など
“何のためにフロスを続けるのか”を自分で紙に書くことが、習慣化に有効です。「丈夫な歯でオリンピックを目指したい」「笑顔が素敵なモデルさんになりたい」など、子どもたちに目標を書いてもらいましょう。
また、アンケートを書いてもらい、今後の参考に。
保健便りで当日の様子を紹介したり、定期的にお口のケアに関する記事を掲載したり。子どもたちが歯ぐきケアを思い出すきっかけを増やすことが大切です。自分の力だけで難しい場合は、保険の先生を味方につけましょう!さらに、カレンダーを一ヶ月ごとに回収して一人ひとりにコメントを伝えたり、複数のクラスに実施した場合は、クラスごとの結果を発表するとその後のモチベーションアップにもつながります。
あなたに子どもがいる場合は、ぜひお子さんも連れてきて。
ママが他の子にフロスしている姿を見ると、お口への関心が高まります。
愛知県 加藤 裕美さん
学童保育所に通う子どもたちの親は、共働きだったり一人で仕事をしながら子育てをしているため、子どもと向き合う時間が多くありません。歯磨きは子どもに任せっぱなしという話も聞くので、「子どもが自分でできるように!」とブラッシングやフロスの指導をしました。
うれしかったのは、子どもたちがフロスに興味を持ってくれて、積極的に練習してくれたこと。早く使いたがり、受け取った途端にフロスを取り出す子どももいました。
出血のあった子に「歯肉炎だよ、バイキンだよ~」と言うと恥ずかしがってしまうので、今度は「続けると血が出なくなるんだよ」「バイキンが取れて、お口の中は喜んでるよ」というプラスの言葉で伝えたいと思います!学童保育所でのグッペリ
東京都 上原 祥子さん
先日「りんくあいらんど」という親子を対象にした子育てイベントに参加しました。口腔内の細菌を顕微鏡で見ると、みなさんビックリされていました。そこで、フロスを取り入れればこの細菌を減らせることをお伝したところ「フロス頑張ります!」とやる気モードになってくれたんです。
「しっかり見てもらう、しっかり説明する」 基本的なことかもしれませんが、とても大切なことだと改めて実感しました。
その気づきをもとに現在、医院のTBIでは写真やパネルを活用中!“歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス、それぞれのプラーク除去率の比較”や“全身疾患と歯周病のかかわり”について伝えています。話が盛り上がるようになって、「帰ったら夫に伝えなきゃ」と言ってくれる患者さんもいるんですよ。これからもツールを使いながら、情報をしっかりお伝えしていきます!